(話題、視点、論点)View halloo!!:狐狩りの時の「ほら出たぞー」という掛け声 【Release date:2011年12月15日】







昨今のインターネット上のHTTPS接続の推奨等の動きは悪くないと思うのですが、不安を煽って必要のない閲覧のみのページも巻き込まれていくようです。

私も齢を重ねてまいりました。

寺社仏閣史跡等の訪問レポートを書き溜めているのですが、2022年まで溜まってしまいました。

この際、それまでに死亡すれば別ですが、2022年末をもってサイト閉鎖する決心を致しました。

ありがとうございました。


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興味津々『この世の中に「悪いエコ」はあるのか』


このヘッドラインには大いに興味をそそられました。

具体的に何に手をつけて実践して行くのかが重要であることが理解できます。

本当に重要なのは「御題目」ではなく、目標を実現するために何をするのかと言うことです。

現実を知り、どのように対処して行くのか、何を目標とするのかが喫緊の課題なのです。

それも読めない上司はどのように整理すればよいのか知りたいものです。

大切なことを読み取って欲しいと思います。


養老孟司―この世の中に「悪いエコ」はあるのか

鳩山由紀夫首相(※雑誌掲載当時)が温暖化ガスの排出量をCO2 (二酸化炭素)換算で2020年までに25%削減するとぶち上げたが、温暖化ガス問題というのは実にうさんくさい。

まず、第一に本気で温暖化ガスの増加を心配するならば、排出を抑制する一番確実な方法は石油の生産調整である。消費を減らせと言っても世界のどこかで誰かが使ってしまえばそれまでだから、現実的には無理だ。石油の生産量を絞れば、その範囲内で使わざるをえないわけだから、確実に温暖化ガスの排出量は減る。しかも、石油の供給はメジャーがおさえているのだから簡単にできるはず。

温暖化ガスが世界的問題というなら、こんな当たり前のことをどうして誰も言わないのか。おかしな話だ。ようするに、世界の誰も本気ではないのだ。

アル・ゴア米国元副大統領は著書の『不都合な真実』で、炭酸ガスを出さないことが倫理であるかのごとく語っているが、政治家が倫理を言い出すときには必ずウラがある。米国と欧州と国連が結託して、世界の世論を喚起して、何かを悪いと決めつけ、漠然とつぶしていく。こうした構図は過去、捕鯨問題やたばこ問題でも繰り返されてきた。日本はいい加減にその現実に気づいたらどうか。

「温暖化ガスの排出量を減らせ」ということは「石油をなるべく使うな」と同義だ。しかし、欧米は簡単に石油の消費量を減らすわけにはいかない。なぜならアメリカ文明とは石油文明だからだ。米国の秩序は石油で維持されている。

それならば、「石油を使うな」というプレッシャーを一番かけられている国はどこか。いま、猛烈に石油を使い始めている中国とインドだ。欧米が両国に圧力をかけているのは明らかだ。欧米としては有限な石油をなるべく長く使いたい。だから「新興国に荒らされてなるものか」というわけだ。

経済は停滞するが知恵を働かせれば

欧米は中国やインドが自分たちと同じライフスタイルを享受するのは迷惑だと考えていても不思議ではないと私は思う。むしろ、問題は日本だ。日本はそれを許容するのか。そのことに気づかず、無意識に欧米のお先棒を担いで、25%削減という意味のない数字を掲げたのだとすると許し難い愚行である。

そもそも地球が温暖化に向かっているのかどうかさえ怪しいものだが、仮に温暖化したとしてもそれほど恐れることはない。自然は中立だから、ある程度の範囲内ならばメリットもあるのだ。例えば、北海道でもっと米が作れるようになったり、ロシアやカナダも有利になる。

いずれにしても、データを基にここまでいったらまずいという臨界点をちゃんとシミュレーションしなければいけないし、それは日本自身が行うべきだ。国連や他国のデータを信用してはいけない。

温暖化ガス削減に何兆円ものコストを投入することは無意味だし、国民にハイブリッドカーやソーラーパネルの使用を強いるのは間違いだ。これらもレアメタルを使ったり、どれほど環境負荷がかかっているかわからない。いずれ石油と同じ問題を引き起こすだろう。

誤解してもらっては困るのだが、私は環境対策に反対しているのではない。「本気でやれ」と言っているのだ。もし、民主党政権が本気ならば、明日からでも毎年1%ずつ石油の輸入量を減らしてほしい。そうすれば確実に温暖化ガスは減るが、一方で経済は停滞する。その中で、日本は知恵を働かせ、エネルギーを極力消費せず、ほどほどに生きる社会をつくり上げる。

石油はいずれ尽きる。そのときに慌てても手遅れだ。日本は欧米の言説に惑わされず、自らの立ち位置を自覚して、もっと真剣に自国のエネルギー問題と安全保障を考えることに時間もお金もかけるべきだろう。

※すべて雑誌掲載当時』

(プレジデント 2010年1.18号:東京大学名誉教授 養老孟司:http://president.jp.reuters.com/article/2011/12/02/233158DC-1678-11E1-BD61-5E013F99CD51.php)


養老先生の文書は、素晴らし過ぎて殆どカットする部分が見当たりません。

掲載サイトで読んでみて下さい。

いずれにしろ、目標を設定せずに何が実現できるのでしょうか。

スローガンだけで何も前進しません。

交通安全標語のようなものです。

確実なのは「なんまいんだぶつ」と唱えているだけでは、何も実現しないのです。