(話題、視点、論点)View halloo!!:狐狩りの時の「ほら出たぞー」という掛け声【Release date:2007年11月26日】







昨今のインターネット上のHTTPS接続の推奨等の動きは悪くないと思うのですが、不安を煽って必要のない閲覧のみのページも巻き込まれていくようです。

私も齢を重ねてまいりました。

寺社仏閣史跡等の訪問レポートを書き溜めているのですが、2022年まで溜まってしまいました。

この際、それまでに死亡すれば別ですが、2022年末をもってサイト閉鎖する決心を致しました。

ありがとうございました。


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聖徳太子の十七条憲法


聖徳太子といえば、1万円札というのが私の世代ではないかと思いますが、憲法十七條(いつくしきのりとをあまりななをち)を作成したとしても有名ですが、日本書紀に記されている原文から、書き下ろし文を見つけたので、自分自身の勉強のために記録しますが、関心を持たれる方にも参考になれば幸いです。

1 一曰、以和爲貴、無忤爲宗。人皆有黨。亦少達者。以是、或不順君父。乍違于隣里。然上和下睦、諧於論事、則事理自通。何事不成。
一に曰(いわ)く、和を以(も)って貴(とおと)しと為(な)し、さからうこと無きを宗(むね)と為(せ)よ。人皆(ひとみな)党(たむら)有り、亦(また)達(さと)れる者少し。是(ここ)を以て、或(あるい)は君父(くんぷ)に順わず、乍(また)隣里(りんり)に違(たが)う。然れども、上和(かみやわら)ぎ、下睦(しもむつ)びて、事を論ずるにかなわば、則(すなわ)ち事理自ら通ず、何事か成らざらん。
2 二曰、篤敬三寶。々々者佛法僧也。則四生之終歸、萬國之禁宗。何世何人、非貴是法。人鮮尤惡。能敎従之。其不歸三寶、何以直枉。
二に曰く、篤(あつ)く三宝(さんぼう)を敬(うやま)え、三宝とは佛・法・僧なり。則ち四生(ししょう)の終帰(しゅうき)にして、萬国の極宗(ごくしゅう)なり。何(いずれ)の世、何の人か、是の法を貴(とうと)ばざるべき。ひと、尤(はなは)だ悪しきは鮮(すくな)し、能(よ)く教(おし)うれば従う。其(そ)れ三宝に帰せずんば、何を以てかまがれるを直せん。
3 三曰、承詔必謹。君則天之。臣則地之。天覆臣載。四時順行、萬気得通。地欲天覆、則至懐耳。是以、君言臣承。上行下靡。故承詔必愼。不謹自敗。
三に曰く、詔(みことのり)を承(うけたまわ)りては、必ず謹(つつし)め君(きみ)は則(すなわ)ち天たり、臣(しん)は則ち地たり。天覆い、地載せ、四時順行して、萬気(ばんき)通ずる事を得(う)。地、天を覆わんと欲せば則ち壊(やぶれ)れを致さんのみ。是を以って、君言えば臣承り、上行えば下靡(なび)く。故に、詔を承りては必ず謹め。謹まざれば自ら敗れん。
4 四曰、群卿百寮、以禮爲本。其治民之本、要在禮乎、上不禮、而下非齊。下無禮、以必有罪。是以、群臣禮有、位次不亂。百姓有禮、國家自治。
四に曰く、群卿百寮(ぐんけいひゃくりょう)、禮(れい)を以って本(もと)とせよ。其れ民を治むるの本は要(かなら)ず禮に在り。上、禮あらざれば下ととのわず。下、禮無ければ必ず罪有り。是(ここ)を以って、郡臣禮有れば、国家自ら治まる。
5 五曰、絶饗棄欲、明辨訴訟。其百姓之訟、一百千事。一日尚爾、況乎累歳。頃治訟者、得利爲常、見賄廳?。便有財之訟、如右投水。乏者之訴、似水投石。是以貧民、則不知所由。臣道亦於焉闕。
五に曰く、貪(むさぼり)りを絶ち欲を棄(す)てて、明(あきらか)に訴訟(うったえ)を弁(さだ)めよ。其れ百姓(ひゃくせい)の訟(うったえ)は、一日に千事あり。一日すら尚然(なおしか)り、況(いわん)や歳を累(かさ)ぬるをや。頃(このごり)訟を治(おさ)むる者、利を得(う)るを常と為し、賄(まかない)を見てうったえを聴く。便(すなわ)ち財有るものの訟は、石を水に投ぐるが如く、乏(とぼ)しき者の訟は水を石に投ぐるに似たり。是を以って、貧民(まずしきたみ)は、則ち由る所を知らず、臣の道も亦(また)ここに欠く。
6 六曰、懲惡勸善、古之良典。是以无匿人善、見-悪必匡。其諂詐者、則爲覆二國家之利器、爲絶人民之鋒劔。亦佞媚者、對上則好説下過、逢下則誹謗上失。其如此人、皆无忠於君、无仁於民。是大亂之本也。
六に曰く、悪を懲(こら)し善を勧(すす)むるは、古の良典なり。是を以て人の善を匿(かく)すこと無く、悪を見ては必ず匡(ただ)せ。其れ諂(へつら)い詐(いつわ)る者は、則ち国家を覆す利器為り。人民を絶つ鋒剣為(ほうけんた)り。亦おもねり媚(こ)ぶる者は、上に対しては、則ち好んで下の過(あやまち)を説き、下に逢いては、則ち上の失(あやまち)を誹謗(そし)る。其れ此(かく)の如き人は、皆君に忠なること無く、民に仁なること無し。是れ大乱の本なり。
7 七曰、人各有任。掌宜-不濫。其賢哲任官、頌音則起。?者有官、禍亂則繁。世少生知。剋念作聖。事無大少、得人必治。時無急緩。遇賢自寛。因此國家永久、社禝勿危。故古聖王、爲官以求人、爲人不求官。
七に曰く、人には各(おのおの)任有り、掌(つかさど)ること宜しく濫(みだり)ならざるべし。其れ賢哲(けんてつ)官に任ずれば、頌音(ほむるこえ)則ち起こり、奸者(かんじゃ)官(かん)を有(たも)つときは、禍乱則繁し。世に生まれながらに知る人少なし。よく念いて聖と作る。事大小と無く、人を得れば必ず治まり、時急緩(きゅうかん)と無く、賢に遇(あ)えば自ら寛(ゆるやか)なり。此れに因って国家永久にして、社稷(しゃしょく)危うきこと勿(な)し。故に古の聖王は、官の為に人を求め、人の為に官を求めず。
8 八曰、群卿百寮、早朝晏退。公事靡監。終日難盡。是以、遲朝不逮于急。早退必事不盡。
八に曰く、群卿百寮、早く(まい)朝りておそく退(さが)れ、公事(こうじ)は監(いと)まなし。終日にてもつくし難し。是を以って、遅く朝れば急に逮(およ)ばず、早く退れば必ず事つくさず。
9 九曰、信是義本。毎事有信。其善悪成敗、要在于信。群臣共信、何事不成。群臣无信、萬事悉敗。
九に曰く、信は是れ義の本(もと)なり。事毎(ことごと)に信有れ、其れ善悪成敗は、要(かなら)ず信に在り。群臣共に信あらば、何事か成らざらん。群臣信無くば、萬事悉(ことごと)く敗れん。
10 十曰、絶忿棄瞋、不怒人違。人皆有心。々各有執。彼是則我非。我是則彼非。我必非聖。彼必非愚。共是凡夫耳。是非之理、?能可定。相共賢愚、如鐶无端。是以、彼人雖瞋、還恐我失。、我獨雖得、從衆同擧。
十に曰く、いかりを絶ちいかりを棄て、人の違(たが)うを怒らざれ、人皆心あり、心各(おのおの)執(と)るところ有り。彼の是(ぜ)は則(すなわ)ち我の非(ひ)にして、我の是は則ち彼の非なり。我必ずしも聖(せい)に非ず、彼必ずしも愚(ぐ)に非ず。共に是れ凡夫(ぼんぷ)のみ。是非の理、なんぞ能く定むべき。相共に賢愚なること、耳金(みみがね)の端無(はしな)きが如し。是を以って彼(か)の人いかると雖(いえど)も、還って我が失(あやまち)を恐れよ。我独り得たりと雖も、衆に従いて同じくおこなえ。
11 十一曰、明察功過、賞罰必當。日者賞不在功。罰不在罪。執事群卿、宜明賞罰。
十一に曰く、明(あきらか)に功過(こうか)を察して、賞罰必ず当てよ。日者(このごろ)、賞は功に在らず、罰は罪にあらず。事を執(と)る群卿、宜(よろ)しく賞罰を明(あきらか)にすべし。
12 十二曰、國司國造、勿収斂百姓。國非二君。民無兩主。率土兆民、以王爲主。所任官司、皆是王臣。何敢與公、賦斂百姓。
十二に曰く、国司(こくし)、國造(こくぞう)、百姓よりおさめとる勿れ、国に二君非(な)く、民に両主無し。率土(そつと)の兆民(ちょうみん)は、王(きみ)を以って主(しゅ)と為す。任ずる所の官司(つかさ)は、皆是れ王臣なり。何ぞ敢(あえ)て公(おおやけ)と共に、百姓(ひゃくせい)に賦れん(ふれん)せん。
13 十三曰、諸任官者、同知職掌。或病或使、有闕於事。然得知之日、和如曾識。其以非與聞。勿防公務。
十三に曰く、諸(もろもろ)の官(かん)に任(にん)ずる者は、同じく職掌(しょくしょう)を知れ、或(あるい)は病(や)み、或は使(つかい)して、事を欠くこと有らん。
14 十四曰、群臣百寮、無有嫉妬。我既嫉人、々亦嫉我。嫉妬之患、不知其極。所以、智勝於己則不悦。才優於己則嫉妬。是以、五百之乃今遇賢。千載以難待一聖。其不得賢聖。何以治國。然(しか)れども、知ることを得(う)る日には、和(わ)すること曽(かつ)て識(し)れるが如くせよ。其れあずかり聞くことにあらざるを以って公務を妨(さまた)ぐること勿れ。
十四に曰く、群臣百寮、嫉妬(しっと)有ること無かれ、我既(われすで)に人を嫉(ねた)めば、人も亦(また)我を嫉む。嫉妬の患(わずらい)其の極(きわみ)を知らず。所以(ゆえ)に智己(ちおのれ)に勝るときは則ち悦(よろこ)ばず、才己に優るるときは則ち嫉み妬(そね)む。是を以って五百の後、乃今(いまし)、賢に遇うとも、千載にして一聖を待つこと難し。其れ賢聖を得ずんば、何を以ってか国を治めん。
15 十五曰、背私向公、是臣之道矣。凡人有私必有恨。有憾必非同、非同則以私妨公。憾起則違制害法。故初章云、上下和諧、其亦是情歟。
十五に曰く、私(わたくし)に背(そむ)きて公(おおやけ)に向かうは、是(こ)れ臣(しん)の道なり。凡(およ)そ、人私有れば必ず恨(うらみ)有り。憾(うらみ)みあれば、必ず同(どう)ぜず。同ぜざれば則ち私を以って公を妨(さまた)ぐ。憾起(うらみおこ)れば則ち制(せい)に違(たが)い法を害(そこな)う。故に初章に云わく上下(じょうげ)和諧(わかい)せよと。其れ亦(また)是(こ)の情(こころ)なるか。
16 十六曰、使民以時、古之良典。故冬月有間、以可使民。從春至秋、農桑之節。不可使民。其不農何食。不桑何服。
十六に曰く、民(たみ)を使うに時を以(も)ってするは、古(いにしえ)の良典(りょうてん)なり、故に冬の月には間(ひま)有り、以(も)って民を使う可(べ)し。春より秋に至(いた)るまでは、農桑(のうそう)の節(とき)なり、民を使う可からず。其れ農(たつく)らずんば何をか食らい、桑(こがい)せずんば何をか服(き)ん。
17 十七曰、夫事不可濁斷。必與衆宜論。少事是輕。不可必衆。唯逮論大事、若疑有失。故與衆相辮、辭則得理。
十七に曰く、夫(そ)れ事は独り断(だん)ず可からず。必ず衆(しゅう)と共に宜(よろ)しく論(ろん)ずべし、少事(しょうじ)は是(これ)れ軽(かろ)し、必ずしも衆とすべからず。唯(ただ)大事を論ずるに逮(およ)びては、若(も)し失(あやまち)有らんことを疑(うたが)え。故に衆と共に相弁(あいべん)ずれば、ことば則(すなわ)ち理(ことわり)を得ん。

使用している数字等は、日本書紀、四天王寺のホームページを参考にしています。

なかなか、中身の濃い内容であると思います。現代の役人たちにも守ってほしいことが書いてありますし、国民の側にも重要な内容が十分に織り込まれています。西暦702年に作成されたという、この憲法十七條(いつくしきのりとをあまりななをち)は、古めかしいものではなく、人としての行動や姿勢、思考に対する、重要な意味を持っていると思います。


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