(話題、視点、論点)View halloo!!:狐狩りの時の「ほら出たぞー」という掛け声 【Edit:2009年07月01日】

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薄型TVパネルフル生産


不況と騒がれていましたが、各分野で復活の兆しが現れてきているようです。

得体は知りませんが、エコポイントで日本国内での液晶テレビの販売も順調に推移し始めているようですが、中国では、薄型テレビの販売が急激に回復しているようです。

これをうけて、日本、韓国、台湾のパネル大手やガラスなどの素材メーカーが一斉にフル稼働に突入するようです。

中国ではこの春以降薄型テレビの販売が拡大しており、日本勢が高シェアを誇るデジタル素材も、ほぼ1年ぶりにフル稼働になる工場が多いそうです。

ただし、テレビ価格は値下がりしており、メーカーの収益が改善するかは予断を許さないようです。

主な薄型パネル・素材メーカーの工場稼働状況







友達光電気 台湾  大型サイズの生産ラインを6月に前倒しで稼働
サムスン電子 韓国  6月からソニーとの合弁会社で新ラインを稼働。「第8世代」の生産能力は14万枚に倍増
パナソニック 日本  液晶パネルは6月から能力2割増強。プラズマも5月からフル稼働続く
シャープ 日本  3月末からフル稼働続く





旭硝子 日本  液晶用ガラスが4−6月からほぼフル稼働に。7−9月に韓国工場の新設設備稼働を検討
日本電気硝子 日本  液晶用ガラスの稼働率は80%台後半に。月産330万−360万平方メートルで、2008年07月の水準に
日東電工住友化学 日本  偏光板の稼働率は約80%へ回復
三菱樹脂 日本  液晶用保護フィルムは4月からフル稼働状態。130億円を投じ、来春に生産能力を2割増強へ
 

使用している数字等は、2009年06月30日の日本経済新聞等を参考にしています。

シャープの堺工場がどうなるのかと思っていましたが、稼働はできそうですね。但し、高級品用の液晶パネルではなく、通常のパネルの需要が増加しているようです。さて、記事にもあるように採算のほどはいかがなものでしょうか。

薄型液晶テレビが出だした頃に、29インチのブラウン管テレビが五万円をきっていましたから、液晶も早晩そうなるのでしょう。ELパネルになり更に薄くなれば液晶テレビもブラウン管テレビと同じような価格になるのでしょう。

いくら液晶の解像度が高くても、放送されるプログラム次第ですから、テレビメーカーとしては辛いところですね。

デジタル素材では圧倒的なシェアを誇るのが日本の各関連会社です。

「偏光板」の世界シェアは最大手の日東電工と2位の住友化学で五割以上を占めています。

偏光板に使用する「フィルム原料」は、クラレが八割以上シェアですし、液晶用ガラスのシェアは2位の旭硝子と3位の日本電気硝子が45%以上のシェアを誇っています。

但し、昨年に価格が急落しており、上昇に転じないと採算が苦しいということです。

大型液晶パネルのシェア(金額ベース)

サムスン電子 韓国 25.7%
LGディスプレイ 韓国 20.3%
友達光電気 台湾 17.0%
奇美電子 台湾 14.0%
シャープ 日本 8.4%
中華映管 台湾 4.2%
その他 - 10.4%

金額ベースの大型液晶パネルのシェアで見ると、韓国、台湾の強さがばかりが圧倒的に目立ちます。

高性能で画質に拘っているのは日本人だけなのでしょうか。

ここでも、携帯電話と同様に、世界標準から大きく立ち遅れる原因になっているのでしょうか。

結局、日本でテレビを製造しているのは、パナソニックとシャープだけになってしまったようです。

どうなっていくのでしょうか。

 




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