(話題、視点、論点)View halloo!!:狐狩りの時の「ほら出たぞー」という掛け声 【Edit:2008年10月27日】
2008年10月27日午前の東京証券取引所で、2003年3月28日の7607円88銭を一時7486円と割り込み、その後値を戻して7610円83銭で引けました。
麻生政権では何も対処が出来ないということであると思うのですが、首相は政権の座が心地良いらしく上機嫌で、昨日は秋葉原に街頭演説に行き、人気の凋落ぶり垣間見たような気がするのですが違うのでしょうか。
いろいろを発言したりしているようですが、市場の反応は全くないどころか嘲笑うように下落しています。経済の麻生らしいのですが、何となく景気の良い話をすれば良いと思っているようですが、金曜日の朝刊には、『消費税4%上げ必要』なんて文字が踊っています。
『世界の時価総額半減』ということで、負の連鎖で3000兆円が消えたと報道しています。ちょうどバブルの合計がこれだけあったということでしょうか。私はもっとあると思いますので、ドルレート、ユーロレートももっとシビアになると思いますし、消えていくマネーも更に拡大すると思います。
バブル経済崩壊後の安値当時との比較
| 項目 | 2003年3月28日 | 2008年10月24日 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 7607円88銭 | 7649円08銭 |
| ダウ工業株30種平均 | 8471ドル61セント | 8378ドル95セント |
| 円相場 | 120円20銭 | 95円14銭 |
| 米国原油先物価格 (1バレル) |
25ドル49セント | 64ドル15セント |
| 予想PER (株価収益率・日経平均採用銘柄) |
109.09倍 | 10.25倍 |
| PBR (株価純資産倍率、東証1部) |
1.20倍 | 0.89倍 |
| 予想配当利回り (東証1部) |
109.09倍 | 10.25倍 |
| 消費者物価指数 (前年同月比) |
▲0.1% (2003年4月) |
2.1% (2008年8月) |
| 日本の完全失業率 (季節調整値) |
5.5% (2003年4月) |
4.2% (2008年8月) |
使用している数字等は、2008年10月26日の日本経済新聞等を参考にしています。
(注)▲はマイナス
企業は収益の問題もあると思いますが、今が海外企業の買い時であることは間違いないでしょう。
それにしても、政治が安定していないのは日本にとって致命的です。さっさと総選挙を実施して政治を安定させることが最も重要でしょう。自民党が負けるのは明らかであろうと想像するのですが、このままでは泥沼に填まっていくばかりです。
日本企業の収益力、財務体質は改善している
| 項目 | 2003年3月期 | 2008年3月期 |
|---|---|---|
| 売上高営業収益率 | 4.90% | 6.06% |
| 自己資本利益率 | 3.83% | 9.27% |
| 自己資本比率 | 29.65% | 36.48% |
| 負債資本倍率 | 1.18倍 | 0.76倍 |
| 手元資金 | 39.3兆円 | 46.7兆円 |
| 邦銀の不良債権額 (括弧内は比率) |
34兆3062億円 (7.8%) | 11兆607億円 (2.48%) |
使用している数字等は、2008年10月26日の日本経済新聞等を参考にしています。
比較すると、原油相場と円相場は当時より上昇しており、企業の経営環境は厳しいということですが、各企業は「債務、人員、設備」の「三つの過剰」は解消しており収益力と財務体質は大きく改善しています。
しかし、三菱UFJファイナンシャルグループは、先日、米国モルガンスタンレーへの90億ドル(約9000億円)の出資をしたところですが、1兆円規模の増資を計画しているようですし、三井住友や他行も株価の下落による自己資本率減少を補う意味で増資を計画しているようです。
こうなるとちょっとおかしいなと思わないのでしょうか。結局、増資分で米国モルガンスタンレーへの出資分を埋めるのでしょうか。
株式価格の復活は暫く望めないと思いますが、戻るときは何もなかったように戻ると思います。ただし、現在の代表的な日本企業の株価は、ドルベースでは下がっていないことを忘れてはならないと思います。経営環境が悪化するともっと下がる可能性はまだあります。
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