三重県伊賀市柏野にある轉輪寺に掲示されていた『聖句』です。

家庭を滅す人
一.自分の一家と國家との繋りを知らぬ人
二.両親及び兄姉を敬はず夫婦和合せぬ人
三.身分相應を忘れる人
四.毎日不平を言うて暮す人
五.相互扶助を知らぬ人
六.嘘を言ひ我儘を平氣でする人
七.不用の物を買ひたがり無駄事に多くの時間をつぶす人
八.夜ふかし朝寝をし實力を養成しない人
九.失敗したとき勇氣を失因ふ人
十.非禮なことを平氣でする人
十一.今日積む徳が明日の出世の因となることを知らぬ人
十二.先輩を軽んじ後輩に親切を盡好さぬ人
十三.他人の悪口を言ひ争いを好む人
十四.秩序を守らぬ人
十五.今日一日の無事を感謝せぬ人
昭和十四年一月
島津 源蔵(二代目)
金言や箴言や聖句に解説は必要ありません。
どう理解するかは、読んだ人の知性の結果であると思います。
人によって感じるところが異なるのは当然でしょう。
「こう書いてあるから、こういう意味だ」ではなく、もっと意味の幅も広いものであり、個々人の人生にどう生きるかはその人次第であると思います。
じっくりと味わってください。