
奈良県宇陀市大宇陀嬉河原に鎮座する「屑神社」です。
境内には由緒書き等が見当たりませんので詳細は不明です。
神殿を挟んで屹立する数本の杉の巨樹が印象的な雰囲気を醸し出しています。
ネット情報では、そもそも「春日神社」であったのを大正年間に現在の号名に変更しているということです。
祭神は「衝立船戸神、道反之大神」という事で「春日神社」の祀る神とは異なります。
今でこそ車でのアクセスは道路も整備されているので容易ですが、平地部からこの地までの距離は相当ありますので、大変であったことでしょう。
往古の生活の困難さが想像できます。
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奈良県の東部の山岳地域には「くずじんじゃ」という号名の神社がかなりの数鎮座していることに気付きました。
「九頭」という表記が多いようで、「屑」は少なくて貴重であるという説明を見かけました。
あまり興味のある点ではありませんし、それぞれの地に鎮座する氏神さんに挨拶して私達夫婦の日々の生活の安寧と安心のお礼を伝えるだけの参拝ですが、お願い事はしていないのに守られているなと思うことがしばしばです。
お彼岸のお寺の混雑を避けて神社を廻りましたが、なかなか興味深い神社が数多く鎮座しています。