
奈良県山辺郡山添村桐山にある「阿弥陀摩崖仏」です。
地図を眺めていて、こんなところに摩崖仏が存在していることに驚きました。
それよりも数えきれないくらい通っているのに全く気付いていませんでした。
何度も横の案内図を眺めているのに阿弥陀摩崖仏に気付かないとは不思議で仕方がありません。

『山添村指定文化財
(昭和四十一年九月二十日)
阿弥陀摩崖仏
文和四年(1355)
桐山区
鎌倉(南北朝)時代の作で、像高66cm の摩崖仏である。
「文和四年●月●日」の銘がある。
古道(檜峠ごえ奈良道)の通行安全を祈った往時の庶民信仰によって設けられたものと考えられ、この場所が中世の交通の要所であったことがしのばれる。
山添村』
※ 境内掲示より
直ぐに存在は確認していたのですが、暗くて撮影できませんでした。
ようやく適度な明るさが残っている時間に通りかかったので訪問できました。
それにしても現在の布目ダム方面以外は全て登り道ですね。
奈良方向(東)と伊賀方向(西)と都祁(南)と島ヶ原(北)と良い位置であるという事でしょうか。