
奈良県宇陀市大宇陀上宮奥に鎮座する「亥神社・九頭神社」です。
以前に劒主神社を訪問参拝して談山神社方面に進んだ時には、少し川上側にあるトイレに立ち寄ったのですがここに神社が鎮座していることに気付きませんでした。
如何やら平成二十八年に整備されたようです。
社叢の樹木も切り払われて真新しい雰囲気が漂っています。

『亥神社
御祭神
御井神
主祭神は大穴牟遅命(大国主命)と八神姫の子として「古事記」に大国主の嫡妻(正妻)須世理毘売を畏れて、その生む所の子は、木の俣に刺して返る故にその子をなづけて木俣の神、亦の名を「御井神」というとあり、水をつかさどる水神と集落西方字宮谷の地に宮奥の里の守り神として社殿を設け「亥神社」と称へ祭祀される宮座の組織あり、法蓮縄掛神事追●行事など古来より連綿と受継ぎ来てをり、子授安産の神との伝承があり五穀豊穣、木木の成育を願い、平穏を祈る生活の中の守護神と尊崇される。
平成二十八年当地に遷宮鎮座』
※ 境内掲示より
『九頭神社
御祭神
衝立船戸神
伊邪那岐命
筑紫日向橘小門之阿波岐原に到坐して禊ぎ祓いたまひきとき投げ棄つる御杖に成りませる神なり
浄明、正直の心を常に授け給う神である』
※ 境内掲示より
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何となく平地の樹木が伐採された神社境内のように陽光が隅々まで照らすようになっています。
年を重ねるとまた戻るのでしょうが、そのころまで住民が存在するのか心配になりますね。