
奈良県磯城郡三宅町伴堂にある「融通念仏宗 無礙山 融観寺」です。
帰路の経路にいつの間にか古来から太子道と呼び親しまれた道を通っていたようです。
交差点の角の寺院前に整然と並べられた石仏を見つけて駐車余地を探して参拝しました。
お寺の門は閉じていますが、多くの石仏に満足しました。

『西国三十三所霊場の観音菩薩
正面左右にお祀りしている石仏は西国三十三所霊場の観音菩薩様です。
かっては杵築神社境内にあった安楽寺に祀られていましたが、明治初年以前に廃寺となり、近隣の延寿院山内にて祀られた後、昭和九年に現在の地に安置されました。
交通手段乏しく、忙しい日々を送ったであろう古の人々が、遠方の霊場に篤い想いを馳せ西国巡礼する如く、此処において参拝されたことと察します。
ご縁あって、この太子道を行き交う方々の安全と幸福をお祈り申し上げます。
融観寺』
※ 境内掲示より
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境内で三十三所霊場や八十八所霊場の石仏を奉っていることはよく見かけます。
お寺の場所によっては山登りを呈することもありますので、容易に三十三所霊場の石仏にお参りできるのは良いことでしょう。
北側に広場があり「恋人の聖地」と書かれた標石があります。