
奈良県奈良市藺生町にある「地蔵堂」です。
地蔵堂には、五体の石造地蔵尊が納まっています。
本来は集まることはないと思うのですが、細かい点については良く解りません。
地蔵堂の脇には台座に梵字が刻まれている五輪塔が建っています。

交差点の角にあるのですが、街道筋にあたるのでしょうか。
それとも街道筋の集落外れに位置していたのでしょうか。
河内平野では洪水などで流されてきた地蔵様が集まっていることがありましたが、この周辺は洪水はなさそうですし、山崩れが起きるような急傾斜地でもありません。
五輪塔は墓地に多くあるのですが、墓石としてよりも供養塔として設置されている方が多いようです。
このような形で地蔵様が安置されていることが多いのですが興味深いですね。