
奈良県奈良市藺生町にある「葛神社」です。
都祁の神社で残っている数社に参拝しようと考えてやってきたら突然寒くなり雨も降りだしたので再訪問しに来ました。
都祁山口神社からこちらへ向かってきたのですが、村中の細い道を進んで来たら、宮池の細い道を通る羽目になってしまい少しばかり肝を冷やしました。
軽自動車でも細すぎる道でした。

『式内
葛神社
都祁村大字藺生字上ノ宮
九頭神社とも書く、祭神は出雲建雄神。
「大和誌」は「出雲建雄神社、所在未詳、或日在藺生村今称葛神即此」として、「延喜式」神名帳に記載の山辺郡下「出雲建雄神」を当社にあてる、
社記に、祭神は出雲建雄神または建速須素佐鳴命とされ、江戸時代の調書によると、大永四年(1524)に社殿が造営され、文明四年(1472)以来の形式によって祭礼が執行されたという。
また、往古毎年六月朔日に會我尾池のほとりで行われた「泊瀬のたけを祭」が、のちの夏祭りとなったと伝える。

宮座に関しては、文明六年(1474)より今に至るまでの頭入り名簿が残る。
境内の新大夫施入永禄二年(1559)造立の石灯籠には「九頭大明神」の社名を刻む。
また、社殿南側には、氷室跡があり、藺生の地は都祁村のなかでも古いことや、飛鳥や藤原京に近いことから、これらとのつながりが考えられる。
都祁村教育委員会
山辺広域行政事務組合』
※ 境内掲示より
興味深い内容です。