
奈良県奈良市山町に鎮座する「森常稲荷大明神」です。
こんもりと盛り上がった土盛の上に向かっていく赤い鳥居の列が見えましたが、一般企業の駐車場の裏側にあるので、当初はその会社が祀っているのかと思ったのですが、近づいてみると異なるようなのでお参りしました。
会社の敷地の中にも結構な数の神様が鎮座していることが少なくありませんので判断が難しいところです。
赤い鳥居が並んでいるので稲荷神社であることは間違いないと思いました。

境内には由緒書き等の説明がありませんでしたのでネットで調べてみました。
どうやらこの盛り土部は「古墳時代中期のベンショ塚古墳(全長約70m)で、前方部は破壊されて、後円部のみが残っています。」ということです。
奈良県下の古墳はかなりの数が損傷していると思われます。
前方後円墳の面影はどこにもありませんが、古墳に神社が鎮座している例は大阪でもよく見かけました。
別に不思議はありません。
後円部ということは祠の下に石室か石棺があるということでしょうか。