
奈良県奈良市大保町に鎮座する「八坂神社〔大保八坂神社〕」です。
また、尾羽根八坂神社とも言われるようで、柳生八坂神社の元社であるという情報もあります。
京都府京都市東山区祇園町に鎮座する八坂神社の祭神は素戔嗚尊ですが、ここも同じように主祭神となっているようです。
ようやく理解でき掛けてきたのですが、牛頭天王が素戔嗚尊に転じたようです。

『八坂神社
当社の創建は正治年間(1199 - 1201)の伝へはあるが詳かでない。
今の社殿は元禄四年(1691)の建築で県指定の文化財となっています。
祭神は素戔嗚尊、相殿に八幡大神、春日大神が鎮座し、末社に稲荷神社、御霊神社、吉田神社(合祀)天手力雄神社。
明治八年、松毛の森から遷座した宗像神社(合祀)との三社がある。
神社所蔵の●●●、弘治三年(1557)の刻銘があり、かつて境内に円鏡寺という寺があった。
八坂神社●●は昭和三十年十二月二十八日●●●ある成る。
厚板●葺一間社流造りであるが、桁は長く身舎も内外陣にあけて、●一部●●された所があるが、軸部に創建当時の●●よく残している。
本殿の内陣に「嘉永二年(1625)」の墨書きがある。
江戸時代初頭の能面・尉面二、女面筋男痩男彩色も良く保存されています
昭和二十九年十一月二十三日●●●●昭和三十年十二月二十八日●●●。』
※ 境内掲示より〔墨書きが読み取れないのでネット情報などで、置き換え可能な部分は置き換えました。〕

布目ダム湖沿いから柳生へ抜ける道中に鎮座していました。
河内平野では稲荷神社は、赤々(朱)としていましたが、本殿等は古くて苔むしている方が相応しいと言った雰囲気と覆い屋で保護されるように覆われていました。
奈良県になると、本殿は剥き出しの雨曝しというか、本殿を拝める素晴らしさを知りました。
個人的には本殿に手を合わせている方が何となく嬉しいというか参拝しているという感じがします。
私は怠りカトリック信者ですが、神道や仏教も礼儀だけは怠らないようにしているつもりです。