
奈良県宇陀市室生小原に鎮座する「八幡神社」です。
境内には由緒・所縁を書いたようなものは見当たりませんでした。
初めて訪問する地域で土地勘も事前情報もなく国土地理院の地形図の神社記号を辿って廻っているのですが、最近は電子情報になっていて、紙版は改訂も更新もされていないので新しい道があったりして大変です。
因みに私はカーナビが、初期は不親切で最近では煩すぎで使わなくなりました。

神社の情報はありませんが、「八幡神社」ですので、祭神は、「八幡神 = 八幡神 = 応神天皇 = 誉田別命」であると思います。
大阪の摂津国や河内国の神社は、初期に「牛頭天王」が祀られていて「天王社」であったなどと由緒・所縁が記載されていることが少なくなかったのですが、この周辺まで拡大していたのでしょうか。
大阪方面から移住していた人が勧請したのかもしれません。
いずれにしろ、集落が出来て人が集まり始めると「氏神」や「鎮守」としての役割を担う神社が造られ神様が鎮座していたことは間違いなさそうです。

集落を見守るような場所に鎮座しています。
いずれにしろ高木が社叢に空高くそびえ立ち天を突きさすような雰囲気を醸し出しています。
境内は落ち着いてお詣りをしができる清涼感で満たされています。
折角ですから、私のような地元の人間以外でもお参りをして歴史の一端を知ることが出来る様な情報があれば更に嬉しいのですが、意外と氏神様では村人が既知の事ですので改めてという事はあまりないようです。
信仰の篤さが良く伝わってきます。
この周辺に「小原城」があったようですが気が付きませんでした。