
奈良県奈良市興ヶ原町に鎮座する「天満神社」です。
奈良から北へ徐々に緯度を挙げて柳生から名張を抜けて御杖村方面に南下する少しばかり山の中で方向性が解らなくなってくる道です。
南下する途中の東側の山を越えると月ヶ瀬に辿り着けます。
川岸にある鳥居から急な石段を登り詰めたところに鎮座しています。

『天満神社
三百年前、大北彌房なる人の鎮守であったのを、村の氏神としたとの伝えがある。
祭神は菅原道真公で、学問の神である。
末社は八幡神社、手力男神社である。
毎年十月、例祭前夜の宵宮祭には、大人による翁舞式三番が能舞台で奉納される。
奉献石灯籠は、称徳二年(1712)のものが一番古い。』
※ 境内掲示より

車が一台停まっていて、乗っていた人が「足が悪いからわしは此処から参拝してる」と言って笑いかけてくれました。
それでは私が上まで行って貴方の分までお礼を言ってくるというと喜んでいました。
足が悪いからだけではなく、結構急な斜面の石段は健常であっても安易に登ったり下ったり出来ません。
河内の神社は信貴生駒山麓でも殆どこのような急な石段があるのは少なかったので、伊賀や名張や榛原の山麓の急峻な山麓に張り付いていることは驚きというかテレビドラマなどのスポーツトレーニングや殺人事件などに出てくるようにしか考えていませんでした。