
奈良県奈良市都祁白石町に鎮座する「国津神社〔國津神社〕」です。
三重県名張市南部から奈良県宇陀郡御杖村方面にかけて道路沿いに「国津神社・國津神社」が数多く鎮座しています。
合祀令で合祀した後、分祀、復祀をしたようで良く合祀して祭礼をしていたなというような距離とアクセスが山越えなどの想像を絶する苦労があったと思います。
この神社は名阪国道針インターの南側直ぐに鎮座しています。

例によって由緒・所縁の境内掲示はありませんでした。
祭りの準備をしているようで氏子の皆さんが集っておられました。
忙しそうに動き回っておられたので質問などをするのは気が引けました。
ニコニコ顔であいさつを交わして頂くだけでこちらとしては心が爽快になります。
気持ちの良い参拝になりました。

往古にはもっと少ない集落ごとに神社が鎮守や氏神として鎮座していた証拠であると思います。
私は神様の加護の下で日々営まれた生活が本当の意味での歴史であると思うのですが、為政者による自分の都合の良い史実が歴史として残されている中で、神社などは民衆の歴史が残っている場所として認識しています。
石灯籠などに残された微かな情報からそれが読み取れる場合あることに気が付きました。