
奈良県宇陀市室生深野に鎮座する「神明神社」です。
三重県名張市安部田に鎮座する鹿高神社脇の道を登って来ました。
地名の由来は解りませんが、神社前の眺めはすこぶる気持ちの良いものです。
神の坐します絶交の地であるという事でしょうか。

『神明神社
祭神 大日窶貴命
由緒
深野は奈良時代の昔より斎王(天皇の名代として伊勢神宮に奉祀する皇女)の経路として重要な役割を果たしてきた。
神社の創建は、室町時代と考えられ、弘治二年(1556)、天正九年(1581)をはじめとする多くの棟札が残っている。
もとは熊野系の十二所権現であったが、明治時代の以降神明神社と改称された。
祭神は大日窶貴命で境内に琴平社がある。

かつては蛭子神社も祭られていたらしく天正十八年(1590)、慶長十二年(1672)造立の天照皇大神宮の碑や室町期の作と考えられる宝珠がある。
本殿右下の石造り十三重塔は室町中期の層塔として貴重なものである。
元旦祭 一月
祈年祭 四月
例 祭 十月
新嘗祭 十一月』
※ 境内掲示より

神社と道路を挟んだごみ集積所に掲示されていた地区内の行事を見ていて、とてもじゃないけど都会で「向こう三軒両隣は…誰」の環境で生活をしてきた人間には大変そうなものでした。
掃除や草刈りやその他の祭りごとなど、近隣の人と関わらなければ生きていけなさそうです。
それにしても見晴らしの良い場所です。
何かの祭りの時に訪問して見たいものです。