
奈良県奈良市春日野町に鎮座する春日大社〔公式HP〕です。
興福寺と猿沢の池の間の道を東へ向かうと真っ赤な一の鳥居が見えてきます。この南側に春日野〔飛火野〕と呼ばれる芝生の丘があり、鹿が群れ遊んでいますが、遠足などでよく弁当を食べたところです。
大樹が保存されていて天気の良い日には清々しいピクニック気分が味わえます。

『春日大社
当大社は今から千二百年前平城(ナラ)に都が出来た頃、神代に功績のあらせられた、鹿鳴の武甕槌命を都の東方春日御蓋山(三笠山)の頂上浮雲峯にお祀りし、国土安穏、国民繁栄をお祈りしたのが始まりで称徳天皇神護景雲二年(768)十一月九月今の地に社殿を造営し、香取の経津主命(又は斎主命とも申す)河内枚岡(枚岡神社)の天児屋根命、比命神の三柱の大神を共にお祀りし四社明神と崇め奉ったものである。

創立以来上下の崇敬厚く、一条天皇永○元年(989)二月二十二日の御幸を始め行幸など三十余度、藤原氏一門又衆庶の参拝○しく、その折々の祈願、慶祝、報寶には種々の神宝調度の奉納、燈篭の寄進があり又御神徳は春日講の結成、春日曼荼羅、三社託宣、御物春日権現霊験記となって現れ、且つ全国至る所に春日の分社が創立された。

境内は御蓋山及び春日野一帯約三十万坪が旧来より境内地と定められている。
境内に異彩を放つ可愛い神鹿は、現在約千余頭でこれは御祭神武甕槌命が、鹿鳴から春日三笠山に御遷座の折お乗りになった白鹿の繁殖したものと伝えられ、以来神使として愛撫育成されている。

長男が小学校に入学する前までは、奈良市に居住していましたので、七五三に訪れたときに、子供の生年月日を書けなくて、「お父さんは生まれた年を忘れている人が多い」と指摘されたのが思い出されます。
それにしても何度来ても素晴らしい建物と雰囲気があります。
奈良にすんでいたときは、近鉄の奈良駅までバスがあり20分程度で到着したので度々奈良公園に散歩に来ていました。何度来ても飽きることのない場所であると思います。