
飛鳥に出かけたのですが、近鉄大阪線の「大和八木駅」で乗り換えて、「橿原神宮前駅」まで行き、吉野線に乗り換えて「飛鳥駅」まで行ってレンタサイクルを借りようと思ったのですが、なんと電車が1時間に2本しかありません。待っているのもバカらしいので、駅のパンフレットをみると、飛香巡りのレンタサイクルは橿原神宮前駅の近くにあることがわかりました。
「飛鳥駅」からの戻りも30分毎にしかありませんので、橿原神宮駅でレンタサイクルを借りて廻ることにしました。「飛鳥駅」は「岡寺駅」と「壺阪山駅」の二駅ですし、レンタサイクルで貰った飛香巡りマップでは大した距離には思えませんでしたので教えてもらった線路沿いの道なりに取りあえず「飛鳥駅」を目指しました。
マップを見ながら走るのですが、「橿原神宮前駅」と「飛鳥駅」の間に「欽名天皇陵」と「吉備姫王墓(猿石)」が載っていたのですが、どちらも見過ごしてしまいました。解らないんです。側を通ったはずなのですが気がつくと既に通り過ぎていました。戻るのもバカらしいので「飛鳥駅」に向かって走っていくと20分もかからずに到着しました。

平日であったこともあり、駅前には人もまばらでしたが、全員レンタサイクルを借りているようでした。取りあえず「キトラ古墳」を目指しましたが、道標はあるのですがたどり着きません。道標にあと500mと書いてあるのですが、500m過ぎても見つかりません。
しかたがないので「高松塚古墳」を目指すことにしました。なんか田んぼや畑の中を延々と山に向かって走らなければなりません。途中に鳥居が見えたのですが、「文武天皇陵」で裏側に「高松塚古墳」があるので道なりに走るとトイレがあったので休憩していると、夫婦がレンタサイクルで走ってこられて同じ地図を見ながら「なんか見つかりましたか。」と聞かれたので、この山が「文武天皇陵」ですが、全く何も見つかりませんと顔を見合わせて大笑いとなりました。

マップにあった二面石を一緒懸命捜したのですが見つかりません。その前に橘寺を発見しました。橘寺は長男と小学校の同級であったので、数十年ぶりに顔を見られるかと思いましたが残念ながら不在でした。
結構立派なお寺で、長い白壁が印象的なお寺ですが、残念ながら本殿は修理工事中で外観を見るとができませんでした。
笑ってしまったのが、二面石は、橘寺の本殿の横にちょこんとあったことです。飛鳥のマップはこのようなことが全く解らないことに気がつきました。センスの無い人が作ったのか、良く知っている人が作ったのでしょう。

橘寺は聖徳太子が誕生した厩があった場所であるという言い伝えがあるそうです。何かイエス・キリストも厩で誕生していますので同じような言い伝えがあるのですね。
橘寺前の坂を下ると道路をはさんで川原寺の跡に突き当たります。この道路を登っていくと石舞台古墳にたどり着くのですがやっとサイクリングマップの地図の名所旧跡が多数発見できました。
川原寺では畳の上で食事をとれますので、ドライブイン等で食べるよりもゆったりとすることができます。食堂もあまりありませんので、ひょっとするとここが最も良いスポットであるかもしれません。窓から見える一面の畑が印象的でした。

飛鳥を周遊するのはサイクリングが良いらしいのですが、地図は事前に手に入れてきちんと場所を確認しておかないと、私たちのようにさっぱり分からず迷いながら時間を費やすというか、いつの間にか通り過ぎてしまうということになります。
サイクリングマップでは、なかなか安易にたどり着くというのは難しそうですし、折角の場所を通り過ぎてしまうことになりそうです。
天気が良くて清々しかったのは否定しません。