大阪市此花区島屋に鎮座する産土神社の手水舎に「水五則」という看板が掲っていました。
内容が素晴らしいので、神社とは別に紹介します

「此花おもしろトレイルルート」の3番目のポイントに指定されている産土神社の手水舎に掲げられています。
この神社からUSJまではほとんど距離もなく、此花区で最も海に近い神社です。
水五則
- 一、自ら活動して他を動かしむるは水なり。
- 一、常に己れの進路を求めて止(や)まざるは水なり。
- 一、障害にあい、激しくその勢力を百倍し得るは水なり。
- 一、自ら清らかにして、他の汚れを洗い、清濁(せいだく)併せ容(い)るるの量あるが水なり。
- 一、洋々として大洋を充たし、発しては蒸気となり、雲となり、雨となり、雪に変し霰と化し、凝っては、玲瓏(れいろう)たる鏡となり、しかもその性をを失わざるは水なり。
なんとも水礼賛の文章なのですが、まったくその通りであると思います。
水自体は、濁ることもないのですが、周囲の環境を飲み込んで大洋へと運んでくれます。
人間の生命維持に必要なのは、「空気」と「水」と「食料」と「感性」でしょうか。
最近は、「感性」に問題がある人が多いようです。
日本人はそんなことを言われると嫌な気分になるという感情から、必ようなことも発言しないことも多いように感じます。
その結果、「意見」されることに非常に弱いというのが、私の感じるところで、そこから逃避した挙句に、大量殺人などに向かっているような気もします。
ダメなものはきちんと指摘する社会であって欲しいものです。
「水五則」は大変気に入りました。