
大阪府寝屋川市木田町に鎮座する住吉神社です。別称の「ねや川戎神社」の方が有名だそうです。
この神社は、京阪寝屋川駅の東南方向にあります。寝屋川には若い頃から何回も来ていたのですが高宮方面へ商店街を通って通うだけでしたので、こんなに近くに神社があることすら知りませんでしたし、テレビなどで報道される西宮神社の「えべっさん」や「今宮のえべっさん」と「布施のえべっさん」くらいしか知りませんでした。

『住吉神社(ねや川戎)
住吉神社は古来三社大明神といい、御祭神は住吉大神・春日大神。戎大神の三柱を合わせ祀り、もとは木田元宮公民館の近く「木田元宮一丁目」にありましたが、昔この辺りは降雨のたびに浸水し、「お社が水に浸かって困っている。たとえ糖団子を食べてでもいいから、水の浸からない高い所へ移りたい」と村人に神様から夢のお告げがあり、江戸時代慶長年間(1596?1615年)に現在の地に遷座されたと伝えられています。

またこの神社は、別名「ねや川戎神社」ともいい、「ねや川の戎っさん」と親しまれ、北河内周辺では伝統のある戎祭として、一月九日の宵夜、十日の本戎、十一日の残り戎の三日間は、多くの参詣者で賑わいをみせています。
寝屋川市』
意外であったのですが、あちらこちらに数多くの戎さまが鎮座しています。

確かに京阪線の西側には寝屋川が流れていますが、この神社の鎮座地が高い場所であるとは思えません。
線路沿いの道から2m程度低いのです。
本当に高い所に移転したのでしょうか。本殿と拝殿もそう高い場所にあるとも思えませんし、盛り土をしているようにも思えません。川よりも少し高いかなと思いますが、どうなのでしょう。

そういえば、寝屋川の西側は、寝屋川よりもかなり低くなっていました。寝屋川には坂を上がりましたから東側は西側よりも高かったのでしょう。
この辺りは、大和川よりも淀川の水の流れの影響を受けていたようで、茨田堤で淀川の水を導入したのはこの辺りであったのでしょうか。
人は伝承しか残りませんが、地形や樹木はそのままの凝りますし、大樹がはえていれば、そこは大昔からそのような地形が残っていると考えてもほぼ間違いないと思います。
寝屋川市は各地に説明書がきちんと設置してあり私は楽しく感じます。