
京都府相楽郡和束町撰原にある「弥勒摩崖仏」です。
存在を知ってから気になっていて、早く訪問参拝したいと思い続けていたのですが、訪問少し前に川を挟んだ道を通りかかってチラッと見えた摩崖仏に余計に早く参拝したいという思いが募りました。
タブレットとGPS機能を使ってアクセス経路を調べると川向うの道が目的地になってしまいました。
時たまあるのですが、このような場合に困ってしまいます。
結構なサイズの摩崖仏に圧倒されました。

『弥勒摩崖仏
「弥勒摩崖仏」は、御影石からなる巨岩に半肉彫りした立像です。
右手に施無畏、左手に与願印を刻み、その右方に正安二年(1300)四月の銘があります。
背丈は約7mで耳が長く、ふっくらとした面相でほほえみかけ、衣紋もきわめて美しい摩崖仏です。
解脱上人の作ともいわれていますが、この一派の僧侶の本願によって造立されたものだろうと伝えられています。
この辺りは、ちょうど鷲峰山金胎寺の参道にあたり、そこに参拝する行者が身をきよめた所と言われています。
この一帯を、この辺りでは「長井の弥勒さん」と呼んでいます。
和束町発行「和束町史跡・文化財」一部抜粋』
※ 境内掲示より
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弥勒摩崖仏前の和束川は渓谷(渓流)の様相を見せています。