滋賀県蒲生郡日野町鎌掛にある「鎌掛の屏風岩〔公式HP〕」です。
日野町の散策にきて藤の寺正法寺を訪問参拝と藤を見物してこの岩のことを知りました。
『天然記念物
鎌掛の屏風岩
昭和十八年八月二十四日
鎌掛の滝谷川右岸に位置する城山の山腹にあるこの屏風岩は、底辺約 31m、幅約 7m、厚さ約 4m の一大巨岩であり、岩石は粘板岩と珪岩より成っている。
この付近一帯の山々の岩石が鈴鹿山系の造山運動による褶曲作用をすべて受けているにもかかわらず、この付近のみが全くその作用を受けず、幅 2 - 3cmで交互に重なる淡青色とねずみ色の岩層は、すべて直線的である。
以前は、現在の三倍程の大きさで、六曲の屏風を山腹に立てたような形であったが、この付近の俗称が石切場であることからも分かるように、江戸時代に石垣用などの石材として数多く切り出され「鎌掛石」と称して神社や寺院はもちろん一般家庭にも多くの石が用いられた。
古来より、日野地方ではここのみに産する奇岩と言われている。
平成五年三月
滋賀県教育委員会』
境内掲示より
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『鎌掛の屏風岩
谷の対岸桧林の中に国の天然記念物指定である鎌掛の屏風岩という巨岩がある
もともと六曲屏風を立てたような巨大な岩だったが、鎌掛石の名称で江戸期に建材用に切って搬出し、現在は約三分の一のみが残る。
岩質は古成岩の堆積角石で鈴鹿山脈の造山運動による褶曲や撓曲の作用を全く受けず、形成する岩層がすべて直線であることが学術上貴重である。
この谷を滝谷といい、この谷も屏風岩と同じ鎌掛石で形成されている。』
境内掲示より
道標に「山屋敷跡」と書かれているのですが、例によって場所が特定できませんでした。
家に帰って調べてみると谷の向こうでしたが、記憶によると谷を渡る橋などはなかったと思います。