
滋賀県東近江市南花沢町に鎮座する「南花沢のハナノキ〔公式HP〕」です。
東近江市北花沢町の国道307号線沿いのハナノキ公園には天然記念物指定された「北花澤のハナノキ」があり、そこの説明に「南花沢のハナノキ」の事も書かれていました。
こちらは公園ではなく東近江市南花沢町に鎮座する八幡神社境内に御神木として存在しています。
皮肉なことに仏教寺院ではなく神道の神社の境内で育っています。

『南花沢のハナノキ
由緒については、古来よりいろいろ伝えられているが、その昔、聖徳太子が百済寺建立に際し、「仏法が末永く隆盛していくなら、この木も成長していくであろう」と言って、自らの供御の箸を、南・北花沢に各々一本宛さされたところ、お誓いの通り繁茂した、という信仰から尊びおそれられ、また病気平穏、安産の神として広く尊崇されている。
かえで科に属し、三月彼岸の頃、葉よりも先に梅の花に似た深紅色の花をつけるところから「花の木」と呼ばれ、奇木名木として植物学者の研究対象となっている。
雌雄異株の老大木のため最近美濃より雌苗木を補植、保存に努めている。
大正十年三月三日、天然記念物として国から指定されている。
東近江市』
境内掲示より
こちらの「花の木」は神社の御神木として存在しています。
湿地ではなさそうなのですが、どうなのでしょうか。