
滋賀県甲賀市信楽町牧に鎮座する「鹿島神社〔日雲神社境外社〕」です。
日雲神社の境外社だという事ですが、境内を見渡しても、由縁や所縁等の掲示がありません。
本殿は覆い屋があります。
どこか河内平野の神社の姿に似ている所があります。

参拝した時には知識も無かったのですが、恭仁宮〔山城国分寺跡〕から紫香楽宮〔宮町遺跡〕へと至る東北道にあたるように思います。
奈良の東大寺の大仏建立前にこの街道が整えられていたことに驚嘆してしまいます。
いずれにしろ往古から人の往来があり集落があったという事で、住み着いた人々や通った人によって歴史が重ねられて場所であることは間違いなさそうです。
甲可日雲の宮に四年間滞在されたという皇女倭姫命の伝説まであるのですから、凄いことであると思います。