
滋賀県甲賀市甲南町上馬杉に鎮座する「油日神社」です。
三重県伊賀市東湯舟に鎮座する手力神社から未訪問の伊賀市西湯舟に鎮座する生玉神社経由でと考えて来たのですが、地理が不案内なので、直接こちらへ辿り着きました。
当初、ここの号名を知らなかったので甲賀市甲賀町油日に鎮座する油日神社と勘違いしていて混乱していました。
土地勘というのは重要な知識であることを再認識しました。

『油日神社縁起
祭神
天忍日命 合祀 大山祇命 和子姫創祀
天正四年(981)(人皇六十四代円融天皇)
創祀者
橘朝臣敏保卿
合祀
猿田神社 祭神 猿田彦命
合祀
八幡社 祭神 應神天皇
合祀
愛宕神社 祭神 軻遇突知命
合祀
菅原神社 祭神 菅原道真公
境内社
奥山神社 祭神 素戔嗚命
合祀
貴隆神社 祭神 橘朝臣敏保卿
境内社
蒼山稲荷神社 祭神 稲荷大明神

境外社
太子神社 祭神 聖徳太子
本社の東北三丁目に名山太子山在り、往古聖徳太子此の地を平定された時、馬を杉の木につながれし故事により、馬杉の地名が生れたという 用明天皇西暦586年
社殿沿革
本社神殿は中古二度炎上に罹り、尚亦明治二十五年一月十一日に炎上に罹の棟札、古器、者数夛を消失し、証明さるを得さるは本社の為、誠に遺憾至極なり。
然し共中古、慶安三寅年(1650)九月二十四日再建せし事は明確なり。
現在の建物は明治二十七年四月四日の建築なり。
平成十八年一月複製』
境内掲示より

滋賀県の甲賀市や三重県の名張市や伊賀市、京都府の南山城村や奈良県の宇陀市や山添村などの神社を廻っていると少々の大樹には驚かなくなりました。
大阪府門真市三ッ島の薫蓋樟には、何回も訪問して驚きを隠せませんでしたが、立派で驚くような大樹や巨樹が神社の杜の社叢にそびえたっています。
山の中にそびえたっていても目立たないのですが、負けず劣らずの大木が競り合うように林立していることに驚かされます。
育成の環境が整っているという事でしょう。