
滋賀県甲賀市水口町北内貴に鎮座する「川田神社」です。
近江鉄道本線に沿った道を北上した時に前を通りかかることになり参拝することが出来ました。
この周辺は初めて訪問するので土地勘が全くない上に道路地図や地形図を見てもさっぱり自分の位置を掴むことが出来ませんでした。
この神社のおかげでほぼ何処にいるのかだけは把握できました。

『式内 川田神社
主祭神
天湯川桁命 天川田奈命
配祀神
天児屋根命 大己貴命
本殿
切妻造檜皮葺 桁行三軒 梁間二間
例祭
四月二十五日

由緒
社伝によれば当社の創建は垂仁天皇の御代とされる。
平安時代の「三代実録」は貞観元年に「川田神」が従五位下から従五位上に進階したことを記し「延喜式」神名帳には甲賀郡八座のうち、「川田神社二座」とその名が見える。
名神大社であった。
中世は蔵田壮の鎮守として領主や荘民の信仰を集め「川田二所明神」あるいは「春日大明神」と称された。
近世に入ると社頭の整備が進み享保十一年には正一位の位記を授けられ水口藩加藤家の崇敬社としてその保護を受けた。
近代に入り昭和十一年には旧県社に列している。
江戸時代初期建造の本殿は当初の彩色を残し意匠も古様である。
玉垣内には中世の石灯籠がある。
また年中行事には祭神 の偉業を再現するという揚矢祭をはじめ民族的色彩に富むものが多い。
平成五年二月吉日
水口町』
境内掲示より

いずれにしても、水口宿周辺はかなり古い時代から人が住んでいて東海道の宿場でもあったので人の往来も激しく交通の要衝であったことは間違いなさそうです。
紫香楽宮から琵琶湖方面への往来も相当あったとも思われます。
史跡も数多く在ろうと思うのですが、歴史に疎いので何があるとかの知識もありません。
水口城址からでも廻ってみる方が良いのか、周辺の神社を廻ってみる方が良いのか思案中です。