
三重県伊賀市外山に鎮座する「諏訪神社」です。
福仙寺の訪問時に地形図の地図記号に気付いてアクセス経路を探したのですが全く分かりませんでした。
それからも何度も訪問したのですが、手掛かりすら見つけることが出来ませんでした。
ようやく鳥居を発見し参道と思える山道を登っていくと小祠があり「庚申碑」が奉られていました。
そこから暫く登っても神社の気配すらなく、もう引き返そうかと思ったときに石標があり「諏訪神社・諏訪公園」と彫ってあり「←」があったので更に登っていくことになりました。
鳥居が見えて上り詰めた所は尾根筋が平らに整地されていていくつかの祠と覆い屋が見えて来ました。
境内では殆ど誰も参拝に来ないのでしょうか、アナグマがお腹を見せて日光浴をしていたのですが、私に気付いたのかアタフタと並んでいる神祠の裏へ逃げていきました。
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神祠が並んでいて参道入り口から最も離れた奥に鳥居と少し大きな神祠がありました。
覆い屋の中には左方には「建都名方命・軻遇突智命」と祭神が石標に彫られています。
覆い屋外には「正一位 諏訪大明神舊跡」と彫られています。
覆い屋の裏側には大岩があり、磐座として祀られているようです。
境内にはもっと大きな大岩が山側の谷にあるようですが、下に降りなかったので全容は解りませんでした。
それにしてもこの位置に鎮座させるのは大変だったと思います。

少しばかり小さな祠がそれぞれ覆い屋の下に祀られています。
磐座に近い所から「大鷺鷯命・須佐之男命」が鎮座し、次いで「金山比古命」が祠脇の石標に刻まれて鎮座しています。
最後の祠には自然石に「山神」と彫られています。
ここまで様々な資材をもって登ってくるのは大変でしょう。
もっと険しい所にも鎮座していることが少なくありませんので、人のすることには驚かされます。
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地形図を確認すると確かに位置的な関係は間違いないような気がしましたが、全く私の想定外の位置なので、五度目の訪問で漸くたどり着きました。
国土地理院の地形図はかなり正確なのです が、鳥居の地図記号で位置を特定するのは難しいことが少なくありませんが、山中の寺社仏閣史跡に辿り着く道が表示されている場合が多いので頼りになります。
参拝を終えて「諏訪公園」ってどこだろうと思い出しました。
この境内が行き止まりのようなのですが、分かれ道があったという記憶はありませんでした。
次回ですね。
参道入り口を探していて、摩崖仏と出会ったことが嬉しい事でした。。