
三重県伊賀市千貝にある「よきとぎ地蔵〔磨崖仏〕」です。
初めてこちらの道を通りましたが、あまりにも土地勘がないのでどこにたどり着くのかも解っていませんでした。
割と良い道なので気持ちよく走れましたが、お堂のようなものに気付いて確認しました。
私の大好きな磨崖仏だということを知り嬉しく参拝できました。

『よきとぎ地蔵
岩壁にさしかけた覆堂の背面に、室町時代末期と推定される二体の磨崖仏(露出する岩盤に彫られた石仏)があります。
向かって左側に「地蔵菩薩立像」〔右手に錫杖(つえ)・左手に宝珠(たま)〕、右側には「阿弥陀如来立像〔来迎印(死者を迎えるときに示す指の組み方)一・二指〕が浮彫りされています。
当地区には、この石仏にまつわるいくつかの伝説があります。
口伝えのため、長い時間を経るにつれ、語り継ぐ人たちの暮らしや思い、歴史などが刻み込まれ、まるで違った味わいの話として伝わっています。
なかでも、次の話の骨子は対照的です。
◎ この地を訪れ、「よき」をといで、地蔵を彫ったお坊さんを、村人が葬り、その地蔵を「よきとぎ地蔵」として祭りました。
◎ この地を訪れ、「よき」をといで、針を作ったお坊さんを、村人が葬り、地蔵を造り、「よきとぎ地蔵」として祭りました。
「よきとぎ地蔵」会式 毎月九月二十四日
平成十五年十一月 千貝区』
※ 境内掲示より
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一部しか見えていませんので岩の大きさは解りません。
満足感で一杯です。