
三重県伊賀市湯屋谷にある「真言宗豊山派 梅母山 蓮徳寺」です。
石垣が妙に新しくて一度訪問参拝しようと思いながら、家から近く何時でもと思いながらなかなか機会がありませんでした。
折角訪問参拝しながらレポートを忘れてしまって元の木阿弥ということでしょうか。
素晴らしい仏像がありそうですが、残念ながらお目にかかっていません。

『国指定 重要文化財(彫刻)
木造日光・月光菩薩立像(蓮徳寺)
像高 両像とも103.5cm
本尊 薬師如来坐像(秘仏 六十年ごとに開帳)の脇侍として作られた像である。
両像とも頭部に宝髻、(をつけ、額に水晶嵌入の(をつける。
日光菩薩は、左手が屈臂、右手が下伸し、月光菩薩は右手が屈臂、左手が下伸しする。
腰のひねりは日光菩薩の方が意識的で、月光菩薩穏やかにほぼ直立する。

檜の寄木造りで、当初は彩色像であったと思われるが、今は剥落して素地をあらわし、木目がみえる。
伏せ目がちで優しい少女のような顔や明朗な姿は藤原時代の好みをそのまま表現している。
なお、当時の歴史を語るものに治承元年(1177)において筆写した大般若経が他所で現存する。
境内には、鎌倉時代の石像十三塔ががあり、市の指定文化財となっている。
(指定年月日 大正四年八月十日)
伊賀市教育委員会』
※ 境内掲示より
近いから早々にお目にかかりたいものです。