
三重県伊賀市東谷にある「真言宗豊山派 日秀山 観音寺」です。
家からそう遠くない場所はいつでも行けると思って先送りになっていました。
近所の寺院を廻り始めているのですが、未だに全てを廻り切れていません。
何となくですが、気の遠くなるような事のように思えてきました。

『国指定 重要文化財(彫刻)
木造阿弥陀如来坐像(観音寺)
一般に阿弥陀如来は西方極楽浄土の救主であるといわれる。
本寺の木造阿弥陀如来坐像は、平安時代の終わりの作とみられ、頭部は螺髪、白毫は水晶嵌入、前面で定印を結び、右足を上にして、結跏趺坐した姿であり、全体に黒色だが漆箔であったことも考えられる。
袈裟は左肩よりかかり、右肩にもしこしかかる。

特色は、形がよく整い、定朝様式を伝えること、衣文も流れるような美しさを見せるが、顔や姿にややおおらかさがうすれ、きりっとしてしまりがあり、写実的なところにある。
光背は昭和四十一年九月に発見され、江戸時代のものと推定されている。
ほかに境内には市指定文化財木造不動明王・木造毘沙門天立像があり、不動明王は鎌倉期あるいはそれ以前、毘沙門天は鎌倉後期から南北朝期の作とみられ、寺宝として伝来している。
(指定年月日 大正四年八月十日)
伊賀市教育委員会』
※ 境内掲示より
仏像を直接拝んでみたいものです。