
三重県伊賀市中村にある「史跡 辻堂古墳」です。
道路の道標で訪問しようと地区内を彷徨った挙句にどうしても解らず、中村弁天山公園に居られた方に教えてもらって漸くたどり着きました。
道を挟んで地蔵堂があります。
盛り土部を想像して探していたので、なかなか見つかりませんでした。
看板がなければ解らなかったと思います。。
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『大山田村指定
史跡 辻堂古墳
昭和四十八年四月一日指定
辻堂古墳は両袖式の横穴式石室を内部主体とし、径20m位の墳丘をもった円墳あるいは前方後円墳であったと考えられる。
玄室奥寄りに組み合わせ石棺をもち、床面全体に排湿用敷石を並べて羨道部には排水溝を備えている。
このような施設をもった横穴式石室は伊賀地方でははじめてである。
出土土器の年代については形態から二時期がある。
第一次埋葬時は六世紀後半に位置付けられよう。
一方、第二次埋葬時は七世紀後半におかれよう。
玄室が5m級の石室をもつ古墳から、被葬者の家系も郡内有力家系と考えられる。
大山田村教育委員会』
※ 境内掲示より
古墳がこれだけあるのに被葬者が解らないなんて歴史は史実を解明できないに等しいと思いますし、不幸なことではないかと思います。
見方を変えれば「墓暴き」ですよね。