
三重県伊賀市甲野にある「真言宗豊山派 等岳山 安養寺」です。
寺院横の道路はたびたび利用していますので、この安養寺が、私のランドマークになっていることは間違いありません。
この周辺は伊賀盆地の東端山麓沿いに辺り、歴史のある地域であると思います。
夫々の歴史の中には悲しいものも少なくないことがよく理解できます。

『等岳山 安養寺由緒
山田郡甲野村
院号 往生院
宗旨 密宗
本尊 阿弥陀如来・薬師如来
旧記に曰く
本堂 七間四方、千手堂、不動堂、一切経堂、十羅刹堂、三層塔一基、仁王堂悉瓦葺、寺門二十坊、寺領八百石、北八大寺隋一也、天正の兵火に滅亡

天正の乱後、快秀法印出で、薬師如来を本尊とし、安養寺を再興せられ、併せて宝篋印塔を建立して、当時の犠牲者の霊を祀り冥福を祈る。
これより後快秀大阿闍梨は当山中興の程として尊察せらる。
この他当地周辺には往時を偲ぶ地名等数多く現存せり
昭和六十年十月 安養寺沙門快●誌』
※ 境内掲示より
これからも通りかかったときにお詣りしたいと思います。