三重県伊賀市高尾にある「ようこそ伊賀市高尾「忍者発祥地」 藤原千方将軍伝説地マップ」です。
此の場所に来て、この案内板を読んでも何の事か解りませんでした。
なかなか興味深い内容なのですが、結構面白い名所旧跡であることは間違いありません。
今と違って足の便の良くなかった頃に此処に住んで生を営んでいたという事は大変だったとしか考えられません。

『ようこそ伊賀市高尾「忍者発祥地」
藤原千方将軍伝説地マップ
藤原千方伝説
今より1千年前のこと歴史書の「太平記」や「伊水温故」「尊碑文脈」によれば、村上天皇〔康保四年(967)〕の頃、当地に藤原千方という無敵の将軍がおり、その配下に四天王と呼ばれる金鬼、風鬼、水鬼、陰形鬼という四鬼を使っておったそうです。
金鬼はその身堅固にて矢も刃も及ばず、風鬼は大風を吹かせて敵を吹き飛ばし、水鬼は洪水を起こして敵をおぼれさせ、陰形鬼はその身を隠して敵を襲う。
神変不可思議な術を使う四鬼を従えた千方将軍を、朝廷は紀朝雄を遣わして打ち滅ぼさんとした。
草も木も 我が大君の国なるに
いずくか鬼のすみ家なるべき
紀朝雄の送ったこの歌を見て四鬼は戦意を失い千方将軍は滅亡した。
高尾には千方伝説に関わる遺跡や言い伝えが残っており、伊賀から伊勢にわたり歴史的大ロマンが広がっております。
鳥岡の奥には千方砦の遺跡があり、名張市の赤岩尾神社につながるという「風穴」があります。
床並川の上流には、血首ヶ井戸と呼ばれる直径1.5m、深さ4.5mの自然の流水が岩を穿った甌穴があり千方将軍が敵の首をここに投げ捨てたと言われています。
旱魃には井戸替えをして雨乞いの神事を行っていました。
平成十九年(2007) 千方伝承会』
※ 境内掲示より
藤原千方将軍伝説地マップ
尼ヶ岳
笛吹岩
猫岩
おんだの峰
二郎別当
三国岳
六郎別当
水晶山
かえる岩
観音瀧
卵石(雨乞石)
床並ダム(千方湖)
黄金塚
斗盞淵
血首ヶ井戸
この周辺の散策は堪能できます。