
三重県名張市夏見にある「摩崖仏」です。
名張川沿いの道路脇に少しばかり大きな石があるので通りかかる度に何だろうと思っていたのですが、偶々信号待ちで前に停まることになった時に、表面に何やら仏像のようなものが見えるのに気付きました。
往古から人の往来のある街道であったという証拠でしょうか。
私には地蔵菩薩であるように見えるのですが、知識情報が少ないので判別できません。

この程度の岩であれば現在の技術であれば容易に移動できるのでしょうが、摩崖仏は容易に移動できない事が多いので歴史の証拠としては良いのではないでしょうか。
私は芸術性と素朴な味わいが好きになって来ました。
容易に彫り出したりできる砂岩であれば造りやすいのでしょうが、風雨で浸食されやすいので残りにくいでしょう。
固い石であれば彫るのに大変苦労したのではないでしょうか。
いつの間にか摩崖仏・摩崖佛大好きになりました。