
三重県名張市下比奈知に鎮座する「名居神社」です。
この神社は、越してきてかなり早い時期に通りかかったのですが、旧村の集落の中の細い道ですが、上部に住宅地があるために結構な交通量があり、うまく駐車場に辿り着けなくて訪問が先送りになっていました。
伊賀地方の地震の神様という事ですが、伊賀市阿保鎮座の大村神社も地震の神様であったような記憶があります。
「伊賀まちかど博物館」と「永福寺」が境内地の周辺にあります。

『延喜式内社
名居神社由緒碑
「日本書紀」によれば推古七年に大和地方が中心の大地震があって諸国に地震の神が祭られた伊賀では当名居神社がそれであろう。
「ナイ」は地震の古語である。
江戸時代は国津大明神と称し比奈知川上流に散在する国津神社の総社であった。

祭神は
大巳貴命
少彦名命
天児屋根命
市杵嶋姫命
事代主命
蛭子命
明治四十一年には輿玉神社および境内社七社を合祀している
例祭は、現在では十一月三日である。
昭和五十九年 建立』
※ 境内掲示より

「国津神社の総社」という事ですので、ここに元があったという事でしょう。
巨樹があり、説明書きもあります。
それにしても「メタセコイア」と「大王松」は結構な巨樹です。
伊賀・名張の神社を廻って、山神様に鳥居があるのは記憶がないので初めてではないかと思いますが、数多くの石に「山神」と彫られて並んで鎮座されています。
これって山のあちらこちらにあったのを集めてきたのでしょうか。