
三重県伊賀市島ヶ原にある「真言宗豊山派 普門山 観菩提寺〔正月堂〕」です。
地図を見ていて「正月堂」ってなんだろうなと思っていました。
訪れてみて疑問は少し解けました。
私は、仏教徒ではないので全てを理解するのは少し難しいのです。

『観菩提寺・正月堂
ここ島ヶ原にある観菩提寺は、俗に正月堂と称し(山号 普門山)天平勝宝三年(751)に奈良東大寺の実忠和尚により開創されたという由緒ある寺院、また本国に於ける最も有名な古刹の一つです。
奈良東大寺二月堂のお水取り(修二会)に先駆けて行われることで知られ、ここ正月堂の修正会こそ発祥の地といわれている。

年の初めにあたる二月十一日は大餅を奉納する「大餅練り込み」村内に伝わる「頭屋」が掛け声とともにぶつかりあい、餅の成り花を揺らしながら、堂内に入るという勇ましいもので、二日目十二日は祓えの乱打の音と、火と水の荒行で、有名な「達陀行法」の力強い春の息吹が体中に伝わってくる儀式である。
この正月堂には、国指定重要文化財はじめ多くの文化財がある。
中でも重要文化財で本尊十一面観世音像は、秘仏で三十三年目に一度の開帳が許されている。
また、本堂の裏山観音山には西国三十三ヶ所本尊の石仏が祀られている。
約三十分あればまわることができる。
ひと汗流すのもご利益がある。
島ヶ原観光協会』

私自身は、この秘仏の数年おきの開帳という事が理解できません。
仏教徒が何に手を合わせているのかを考えてみると中にあるはずの仏像に対してなのか、それともお釈迦様に対してなのかも解りかねます。
ある意味不謹慎なのですが、仏像の芸術性に惹かれている私にとっては信仰とは異なった意味合いがあります。
神社の参拝と寺院の参拝を考えてみると、私は寺院の扉の閉まった本堂の前で手を合わせてもあまり実感が無いというのが本音です。
本尊を拝んで手を合わせているとかなり実感が異なります。
怠りカトリック教徒の私には少し難しい問題かもしれません。