
三重県名張市中町に鎮座する「金比羅大権現と宇流冨志禰神社一の鳥居」です。
ショッピングセンターの近くにあり、ここから参道が続いています。
大きな松の樹が印象的な場所です。
当初はこんなところになんで大鳥居が立っているのか不思議でなりませんでした。

鳥居脇にあるのが、私は地蔵堂に地蔵さんが納まっているものと思っていました。
中を見ると「金比羅大権現」が鎮座しているではありませんか。
伊賀地方にはかなりの数の「こんぴらさん」が鎮座しているのですが、今まで回ってきた記憶では、小高い丘の上や山の上部に鎮座していることの方が多かったので少々驚きです。
個人的にはかってに「航海の神様」と思っていたのですが、全く違うようです。

『琴平山(象頭山)の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神であり、本地仏は不動明王、毘沙門天、十一面観音など諸説ある。』という事ですので、伊賀の地域に祀られているという事は理に適っているという事でしょう。
それにしても名張駅の西側に広がるこの地域は道は狭いし古くから栄えた証拠なのでしょうが、今では少しばかり人が寄るにも車が主流のこの地域では発展することは難しそうです。
現実に近鉄大阪線の東側に商業施設は集中してしまっていますが、名張川が横たわっていますので都市計画も難しいのでしょう。
市役所も駅からは離れていますし、いろいろと難しそうです。