
三重県伊賀市治田に鎮座する「黒瀧神社」です。
名阪国道から旧国道25号線に回って白樫方面に移動すると直ぐにこの黒瀧神社に到着します。
道路脇の鳥居を潜ると手水舎があるくらいで、直ぐに急な石段を登ることになります。
河内の神社を回っているとドラマに出てくるような急な石段にはあまり巡り合いませんでした。

『黒瀧神社
御祭神
天児屋根命
火之加具土命
五男三女神
誉田別命

主な恒例祭
一月 一日 歳旦祭
二月十八日 祈念祭
三月十三日 還御記念祭
六月三十日 農林祭
十月十八日 例大祭
十一月十八日 新嘗祭
由緒
黒瀧神社は、寛弘七年(1010)予野・池辺社(現花垣神社)から勧請された。
明治の末の合祀令により白樫の岡八幡宮に合祀されていた時代があり、その間旧跡は荒廃したが、終戦直後の昭和二十一年に還御され、その後徐々に宮構えも造営し、平成二十二年十月に御鎮座千年を迎えた。
黒瀧の社名の謂れは不詳であるが、社殿背後の樹木が鬱蒼として暗く、苔を生じた宮山に瀧があったとも、また瀧の神霊(龍神)が現れたことによるとも伝えられている。
当社は天児屋根命を主祭神とする治田地区の産土神として、古来氏子を守り続けてきた、霊験あらたかな春日の社である。』

表面が風化して彫られていた痕跡が解りません。
上部に●形があり、両脇に地蔵のような石仏があるので、ひょっとしたら庚申塔かなとも思うのですが、近隣の神社には山神さまが祀られているので、判別が付きにくくて困ります。
●形もコケ類か藻類かもしれませんし、判別が尽きません。
神仏習合の名残なのか、神社の境内に鐘楼が残っていたり、鐘までぶら下がっていることが少なくない事が多いし、不動明王が同居している例は枚挙に暇がありません。