
三重県名張市赤目町一ノ井に鎮座する「春日神社」です。
直ぐ近くの極楽寺が『奈良東大寺二月堂で、毎年3月12日に行われる「お水取り」の行事に使用される松明(たいまつ)を、およそ760年前からここ伊賀国一ノ井(現在の名張市赤目町一ノ井)の地より、毎年調進させていただいています。』ということです。
ここに辿り着くまでに相当苦労したので神社を訪問して参拝するのがやっとでした。

『由緒
此処、名張市赤目町一ノ井の地に鎮座坐す「春日神社」は、天兒屋根命を主神とし郷土の氏神として氏子である我々の祖先が此の地に奉祀し子孫に伝えて来た社である。
社の創立年代は詳かではないが、本社祭神記によれば、市内安部田鹿高神社の分霊を移し祀って社とし、その後天正伊賀乱の兵火に羅っていたのを慶安二年(1649)再興されたといわれる。

造営歴は慶安四年(1651)以来二十回を数え、この度二十一回の造営を達成したもので、この間明治四年には村社に列せられ、同四十年には字内鎮座の「春日社」「津島社」「八幡社」「神明社」「山神各無格社」の大日●貴命(天照大神)をはじめ御祭神五柱を合祀し、大正十一年神饌幣帛料供進社に指定されたが、昭和二十一年新憲法発布とともにこの制度が廃され創立当初の氏神の姿に遷り、現在に至っているものである。
平成十九年十二月十六日
一ノ井 春日神社』

御祭神
- 天兒屋根命
- 大日●貴命
- 建速素戔鳴命
- 大山祇神
- 應神天皇

黄色く色づいた参道の紅葉がなかなかの風情を醸し出しています。
当然ではあるのですが、神社に参拝して境内の清掃が隅々まで行き届いているのは身も心も清々しくなります。
極楽寺に訪問したいので日程の都合をつけて再度訪問したいと思います。
よい角度の丘陵地帯になっています。