
三重県伊賀市比自岐に鎮座する「比自岐神社」です。
「伊賀の国のお宮まいり」の範囲にある神社境内の樹木は立派な巨木が多いですね。
その大きさに圧倒されてしまいます。
神聖な場所ですのでパワースポットなどと下らないことを言わないようにしましょう。

『比自岐神社
上野市比自岐六八三番地
創立年代不詳 延喜式内社である。
明治四十一年一村一社の合祀令により旧比自岐村内に鎮座の三十三社を当神社に合祀、大正十三年旧社格縣社に昇格する。
主神の比自岐神については、当寺の豪族比自岐和気の祖神であり比自岐和気は第十二代垂仁天皇の皇子圓目王に彼の息女を嫁がせた事からも如何に朝廷と関係が深かったかが伺える。

祭神
比自岐神
天児屋根命
天照大神
剣根命
応神天皇
建速須佐之男命
火産霊神
大物主神
宇迦之御魂命

木花佐久夜比賣命
大山柢神
伊邪那岐命
大綿津見神
菅原道真
主な祭典
例祭 十一月十二日
祇園祭 七月第四日曜日』

祇園祭と言えば京都の祇園八坂神社の祭りだと思っていましたが、伊賀ではあちらこちらの神社の行事日程に記載されています。
『
市指定無形民俗文化財
比自岐神社 祇園祭
指定 平成四年五月二十七日
比自岐神社では、かつては旧暦六月十四日、現在は七月の第四日曜日に祇園祭が行われます。
華やかな祭り衣装の子どもたちが太鼓を打ちながら「祇園踊り」を踊ります。 かつては雨乞いのための「かんこ踊り」でしたが、現在は「祇園踊り」として継承されています。

「伊賀の国のお宮まいり」には以下のように記載されています、
『比自岐神社
延喜式内社にして垂仁天皇の皇子(比自岐和気の祖神)を祀る。
歴代天皇に奉仕して其の事蹟顕著なり。
現在境内三千九十三坪を有し、古桧老杉鬱蒼世人呼んで比自岐大森宮と称す。』
境内はかなり広いと思っていたのですが、三反もあるということですね。