
三重県名張市赤目町長坂に鎮座する「天満神社」です。
昨年「名勝 赤目の峡谷」の紅葉を楽しみに来たのですが、ここは素通りしていました。
「天満神社」があることは解っていたのですが、車で来たのですっと通過してしまったので、再度訪問することになりました。

『天満神社
天満神社は、長坂地区の氏神であって「当社ハロ碑二慶長元年(1596)河内国菅原道真誕生ノ地、或ハ道明トイフ菅公ノ社アリ ニソノ御分体ヲ奉迎シ座土神トセリ」とあり、慶長七年(1603)に創祀されている。
明治四十年(1907)滝の津島神社、境内杵島神社を合祀のうえ翌四十一年(1908)丈六八幡神社に合祀したが戦後復祀
赤目まちづくり委員会』説明文にある「杵島神社」というのは、宗像三女神の市杵島姫神を祭神とする「市杵島神社」ではないのかと思うのですが、

市杵島姫神は、仏教の弁才天と習合したことから、通称で弁才天(弁財天、弁天)と呼ばれているようです。
『伊賀の国神社参拝図
天満神社
社伝によれば慶長元年(1596)河内国道明寺天満宮より、勧請し、同五年(1601)遷座祭をおこない、氏神として祀ったと伝えられる。
梅林がきれい。』
梅の季節ではなかったのですが、梅の木がかなりの数あることは確認しました。

長坂の滝川を渡る橋のたもとに「赤目四十八滝ハイキングコース 入口」の看板と其の下には「舟形光背の地蔵石仏と町石」があります。」
長坂から滝に至るハイキングコースには様々な史跡があるようです。
道明寺から菅公を勧請した約五百年前の時代には今更ながらに驚かされます。
そんな時代から此処に人が生活していたということと想像ですが「赤目の峡谷」の滝へ訪問していたのか、それとも伊勢神宮参拝の経路であったのかなどと想像を膨らませることに楽しくなってしまいます。