
三重県伊賀市長田にある「百田山 不動寺」です。
堂内を覗ってみると提燈には「波切 不動明王」と墨書きされています。
神仏習合の境内地になっているようです。
本堂横に鳥居が建っていて、潜って階段を登ると「金刀比羅神社」が鎮座しています。

残念ながら本像は見えないのですが、不動明王像が隠れているのでしょうか。
ネットを探しても情報は見当たりませんでしたが、寺院として活動している様子がありますので、公民館や集会場などになっていることはなさそうです。
近くに「芭蕉の森」という公園もありますし、民家も多くはないですがかなりの数の住民が近隣に居を営んでいることは間違いなさそうです。

少し風変わりな木製の燈籠が建っています。
上の方には「愿髟山金毘羅大権現」(怪しいので参考程度に)と彫られているのでしょうか、下の口の上部には「営人棟」(怪しいので参考程度に)と彫られているのでしょうか、草書体は難しいので解りません。
それにしても上部に火が入ることは間違いなさそうですし、港に建っていれば燈台でも通用しそうです。
歴史的な価値や意味はともかく私としては何か知りたいという欲求が湧いてきます。
地図などに書かれている金毘羅神社はここから来ているのでしょうか。