
三重県名張市新田に鎮座する美波多神社です。
近鉄大阪線美旗駅の東北方向に位置しています。
美旗駅の南側には美旗古墳群の馬塚古墳と呼ばれる古墳と古塚古墳があり、この神社に隣接して毘沙門塚古墳と線路を挟んで殿塚古墳と女良塚古墳があります。

『お宮さん美波多神社
御由緒
当神社は江戸時代の承応時代の承応年間に開発された新田村に、当時入植した村民が氏神として勧請し(現本殿左奥の三社神社)その後、新田村開発の恩人加納直盛公の遺徳を顕彰するために、没後五十四年目(享保十六年十一月七日)に同境内に創設された加納神社(現本殿右奥)と同山神社及び愛宕神社の各小社を明治四十年に合祀して、大御原神社と改称。
その後、明治四十三年三月に村内各社の東田原九頭神社、同中村國津神社、同小波田福田神社を合祀して現在の美波多神社となりました。
三百五十数年来、私達の先人より祖先崇拝、自然崇拝の信仰と二十年周期の造営(今回平成二十四年四月八日)を行い社殿の護持運営がおかれています。

御神徳
美旗地域の氏神(同じ土地に住むものはみな氏子)として崇敬を集めるほか古来開拓、治水、農・商業、文化、寿命、交通、厄除け、安産の守護神として仰がれ、特に毎年十二月七日を加納祭として新田開発の祖神と功績と偲び感謝を続けています。
御祭神
その御祭神は天照皇大御神・應神天皇・天児屋根命・加納直盛公・大山祇神・宇賀能御魂神・火之迦具土神・大物主神・健速須佐之男神・五男三女神・菊理比賣神・大綿津見神・菅原道真公・國津大神の神々で六十四座それぞれの守護神で地域共同生活上の誓いの場であり、御祈願・感謝の場であります。

雨乞石
日照りが続くと近くの田んぼ(池)にこの石を沈め焚火をして雨乞い神事を行い、天からの雨の恵みと豊作を祈ったとされる雨乞石
恒例祭典
- 歳旦祭 一月 一日
- 祈念祭 二月二十日
- 春祭 四月二十日
- 疫神祭 七月十三日
- 例祭 十一月 三日
- 七五三詣 十一月十五日前後
- 新嘗祭 十二月 七日
- 加納祭 十二月 七日
・毎月第一・第三の日曜日十時よりご祈祷させていただいておりますので御希望の方は社務所(電話)又は各地区総代までご連絡ください。
名張市新田女良塚一〇八七
美波多神社社務所』
神社だけではなく周辺の道路も整備されたようで初瀬街道から真っ直ぐの参道が整えられています。
私はこの駅に降りたのは初めてなのですが、意外な場所にというのが実感です。
弁当持参で一日楽しめる地域であると思います。